産科

胎児診断外来

お腹の中の赤ちゃんことをもっとよく知りたい。

お腹の中の赤ちゃんのことをもっとよく知りたいという希望のある方は、
胎児心スクリーニングおよび NIPTを受けることが可能です。

胎児心スクリーニング外来

毎月一度、土曜日の午前中に、小児循環器の専門の先生による胎児の心臓のスクリーニング(赤ちゃんの心臓に異常がないかを調べる)外来を行っています。
当院で妊婦健診を受けているお母さんだけでなく、他院で妊婦健診を受けている方も受診していただけます。
赤ちゃんの先天的な異常に心臓の異常は大きな割合をしめます。
出生前診断によって、出生後の赤ちゃんに速やかに、適切な治療を行うことが可能となります。

当院で妊婦健診をお受けになっている妊婦さんは、妊婦健診の助成をつかい、実費として3000円、他院での妊婦健診をお受けになっている妊婦さんは 8000円です。

妊娠 24-30週が最も胎児超音波がみやすい時期なのでそのぐらいで受けていただくのがよろしいと思います。予約サイトから予約していただけます。

適切な出生前診断は、赤ちゃんのもっている力を十分に生かすことにつながります。受診していただくことをお勧めいたします。

NIPT外来

当院は出生前検査認証制度等運営委員会によって認証された施設です。基幹施設である千葉大学医学部附属病院と連携しています。

NIPTとは母体血染色体検査の略称です。
胎児のお父さん、お母さんに対する検査の説明、カウンセリングを受けていただいた後に、実際検査を受けるか判断していただき、13,18,21トリソミー(=ダウン症候群)の検査を行うことができます。

スクリーニング検査として広く行われているクワトロテストが、
21トリソミーに対しての感度(見つけることができる確率)が 80%である、確定診断のための侵襲的な羊水検査をうける必要があることが多いのに対して、
NIPT検査は、21トリソミーに対する感度が 99.1% であること、また、陰性適中率(検査が陰性の場合に実際に陰性である確率)も35歳の場合 99.996%、40歳の場合 99.98% と信頼度があがった検査です。

陽性適中率は 35歳の場合 80%程度、40歳の場合 95%程度なため、陽性の場合は、確認のため羊水検査が必要になります。

検査が陽性、または判定保留の場合、
千葉大学医学部附属病院で再度カウンセリングを受けていただいたうえで、希望する方に羊水検査を受けていただきます。

費用:10万円(千葉大学医学部附属病院で行う羊水検査の検査料を含む)。
陽性または判定保留の場合、別途、千葉大学医学部附属病院でのカウンセリング、羊水検査の手技代がかかります(総額2万円程度)。

希望の方は妊婦健診時にお申し出ください。
別日に説明、カウンセリングをさせていただいた上で、検査を受けるかどうかきめていただきます。

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