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有秋台医院|千葉県市原市の産婦人科

妊婦健診

妊婦健診Prenatal checkup

妊婦さんやそのご家族の方がお腹の中の赤ちゃんの成長を感じなから、妊娠生活を送ることができることを目標に妊婦健診を行っています。
なにか心配事や気になることがありましたら、お気軽に医師、または看護スタッフにご質問、ご相談ください。
超音波画像の撮影をしていただくことも OK です。

妊娠初期(4〜15週頃)

妊娠初期(4〜15週頃)

妊娠初期の受診では、妊娠週数の確認、異所性妊娠(子宮外妊娠)かどうかの診断、多胎妊娠かどうか、多胎妊娠の場合の膜性診断などを行います。
これらはすべて、妊娠の管理にとても重要なことですので、適切な時期に受診していただくことをお勧めします。

妊娠初期の赤ちゃんの超音波画像です。
妊娠3ヶ月頃から、このようにしっかりと体ができています。
手足を動かしたりするのもみることができます。

妊婦健診で定期的に行う検査項目

身長・体重・BMI・血圧・尿検査・超音波検査

妊娠期間中の妊娠高血圧症候群の診断や腎疾患、糖尿病の診断に有用であり(初期に異常があるかないかの確認が重要になるため)、引き続いて妊婦健診の際に定期的に検査していきます。

妊娠初期に行う検査項目

初期の血液検査

ABO式血液型、Rh式血液型、不規則抗体スクリーニング、血算、HBs抗原、HCV抗原、風しん抗体(HI)、梅毒スクリーニング、HIVスクリーニング、血糖検査、トキソプラズマ抗体を行います。
臨床症状や病歴から、甲状腺疾患を疑う場合には、甲状腺機能検査(血中 TSH、FT4等)も行います。

子宮頸部細胞診検査

子宮頸部細胞診検査の受診歴などから一定期間検査をうけていな場合には、子宮頸部細胞診検査(いわゆる子宮がん検診)を行います。

クラミジア検査

クラミジアに感染したまま分娩を迎えると、母子感染の感染リスクがあり、赤ちゃんが結膜炎や肺炎などを引き起こす可能性があります。
母子感染を防ぐため、妊婦さん全員に性器クラミジアの検査を行い、陽性者には薬物療法を行い、お産までに治して頂く必要があります。

妊娠中期(16〜27週頃)

妊娠中期(16〜27週頃)

急におなかが大きくなって来たり、赤ちゃんの胎動がわかるようになったりする時期です。
24週までは4週間に1回、26週からは2週間に1回の健診となります。

この時期には、赤ちゃんの成長が急速に成長し、多くの器官や組織が形成されます。
妊娠16〜19週頃
つわりが治まり、比較的妊娠が安定する時期に入ります。過度な体重増加は妊娠中のトラブルやおなかの赤ちゃんの健康に影響することがあるため、自分に合った適正な体重コントロールを心がけましょう。
妊娠20週頃
発育遅延等の胎児異常や胎盤位置・羊水の量に注意を払いながら超音波検査を行います。

妊娠24週頃
経腟超音波検査を行います。
おなかが張るなどの自覚症状がある場合には、切迫早産のリスクの評価のため経腟超音波にて、子宮頸管の長さを測定します。
妊娠26週頃
お腹はますます大きくなり、腰痛や妊娠線などのマイナートラブルがひどくなる人もいます。症状がつらい場合は、担当医にご相談ください。また、超音波検査では赤ちゃんの性別が分かることも多くなります。
妊娠後期(28週頃〜分娩まで)

妊娠後期(28週頃〜分娩まで)

もうすぐ妊娠生活も終わりです。大変なことも多いと思いますが、残り少ない妊娠生活を楽しみましょう。
36週からは毎週の健診となります。予定日を過ぎた場合、週2回程度健診させていただきます。

妊娠28週
血液検査(CBC・血糖・HTLV- 1)を行います。




妊娠30週~35週
胎児の発育状態や胎盤の位置、羊水量を確認するため、超音波検査を行います。さらに、極度の貧血や多血は、低出生体重児や早産のリスクを高めると報告されており、血小板減少はしばしば妊娠高血圧症候群やHELLP症候群の発症に先行することがあるため、血液検査(血算)も行います。
妊娠36週
膣細菌培養検査(B群連鎖球菌)を行います。分娩時に赤ちゃんがGBSに感染すると、赤ちゃんが敗血症や肺炎、髄膜炎になる恐れがあります。母子感染を防ぐため、陽性の方は分娩時に数時間毎に抗生物質を点滴をします。

妊娠37週以降
37週以降内診を行います。
子宮底長やエコーにより、巨大児の可能性や胎位を評価します。
子宮の頸管熟化(やわらかさ、広がり)を評価するため内診を行います。また、羊水量や胎児の動きにより、胎児が元気かどうか判定して適切な分娩時期を探っていきます。
妊娠40週以降
NST(ノンストレステスト)を行います。
胎児心拍モニターを併用して胎児の状態を評価します。
胎児の状態を評価して、分娩を誘導することがあります。

4Dエコー4D ECHO

当院は妊婦健診の超音波画像を SD カードに録画してお渡ししています。
パートナーやお兄ちゃん、お姉ちゃん、お爺ちゃん、お婆ちゃんと一緒に成長している赤ちゃんの姿をみてあげてください。

出生前診断Prenatal diagnosis

遺伝カウンセリング

おなかの中の赤ちゃんのことをもっとよく知りたいという希望のある方は、胎児心スクリーニングおよび、NIPTを受けることが可能です。

NIPT外来

当院は、出生前検査認証制度運営委員会に認証された連携施設です。NIPT(新型出生前診断)をご希望の方は、カウンセリングを受けていただいた上で、当院にて検査および検査結果の説明を受けることが可能です。検査が陽性もしくは判定保留の場合は、基幹病院である千葉大学医学部附属病院へ紹介いたします。
当院での検査料金は10万円です(検査が陽性の場合、もしくは判定保留の場合、千葉大学医学部附属病院でのカウンセリングや羊水検査の手技料等で約2万円が追加でかかります)。ご希望の方は、妊婦健診時にお申し出ください。

胎児心スクリーニング外来

胎児心疾患は胎児の病気のなかで頻度が高いものです。
希望される方に、毎月1度、土曜日の午前中に、小児循環器専門の先生による胎児心スクリーニングを行っています。

【費用について】
当院で妊婦健診を受けている妊婦さん:妊婦健診の助成を利用し、実費として3,000円。
他院で妊婦健診を受けている妊婦さん:8,000円。
妊娠24-30週が最も胎児超音波が見やすい時期ですので、その頃に受診していただくことをお勧めします。
ご予約は予約サイトから行っていただけます。
適切な出生前診断は、赤ちゃんの持っている力を十分に生かすことにつながります。受診をお勧めいたします。

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