NIPT(Non-Invasive Prenatal Testing)は、非侵襲的出生前検査のことです。
この検査は、妊婦の血液を用いて胎児の遺伝情報を分析し、特定の染色体異常のリスクを評価する方法です。NIPTは侵襲的な検査(例えば羊水検査や絨毛検査)と異なり、母体や胎児に対するリスクがほとんどありません。
NIPTの主な目的は、胎児の染色体異常のリスクを早期に評価することです。具体的には、以下の染色体異常のリスクを評価します:
NIPTは、母体の血液中に存在する胎児由来のDNA(cfDNA: cell-free DNA)を分析します。このcfDNAは、母体と胎児の両方から由来しています。血液サンプルを採取し、次世代シーケンシング技術を用いて胎児のcfDNAを分析することで、染色体異常の有無を判断します。
NIPTは妊娠9週目以降から受けることができます。早期に検査を受けることで、必要な対応を迅速に行うことが可能です。
NIPTは非常に高い検出率と低い偽陽性率を誇ります。これにより、従来行われていたクワトロテストと比較して、侵襲的な検査を行う必要が少なくなります。しかし、NIPTはあくまでスクリーニング検査であり、確定診断を行うためには侵襲的な検査(羊水検査や絨毛検査)が必要となります。
NIPTの利点は、以下の通りになります。
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検査が陽性、または検査結果が保留の場合、
千葉大学医学部附属病院で再度カウンセリングを受けていただいたうえで、希望する方に羊水検査を受けていただきます。
費用:10万円(千葉大学医学部附属病院で行う羊水検査の検査料を含む)
陽性、または結果が保留の場合、別途、千葉大学医学部附属病院でのカウンセリング、羊水検査の手技代がかかります(総額2万円程度)。
希望の方は妊婦健診時にお申し出ください。
別日に説明、カウンセリングをさせていただいた上で、検査を受けるかどうかきめていただきます。