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有秋台医院

9 APR
2024

NIPTの認定施設となりました。

#1. お知らせ

出生前検査認証制度等運営委員会によってNIPTを検査をできる施設として正式に認定をうけることができました。
基幹施設である千葉大学医学部附属病院と連携し、一連の検査、カウンセリングを行います。

NIPTとは?

NIPT(Non-Invasive Prenatal Testing)は、非侵襲的出生前検査のことです。
この検査は、妊婦の血液を用いて胎児の遺伝情報を分析し、特定の染色体異常のリスクを評価する方法です。NIPTは侵襲的な検査(例えば羊水検査や絨毛検査)と異なり、母体や胎児に対するリスクがほとんどありません。

目的

NIPTの主な目的は、胎児の染色体異常のリスクを早期に評価することです。具体的には、以下の染色体異常のリスクを評価します:

    ダウン症候群(トリソミー21): 21番染色体が1本多い状態
    エドワーズ症候群(トリソミー18): 18番染色体が1本多い状態
    パトウ症候群(トリソミー13): 13番染色体が1本多い状態

検査の仕組み

NIPTは、母体の血液中に存在する胎児由来のDNA(cfDNA: cell-free DNA)を分析します。このcfDNAは、母体と胎児の両方から由来しています。血液サンプルを採取し、次世代シーケンシング技術を用いて胎児のcfDNAを分析することで、染色体異常の有無を判断します。

検査のタイミング

NIPTは妊娠9週目以降から受けることができます。早期に検査を受けることで、必要な対応を迅速に行うことが可能です。

検査結果の信頼性

NIPTは非常に高い検出率と低い偽陽性率を誇ります。これにより、従来行われていたクワトロテストと比較して、侵襲的な検査を行う必要が少なくなります。しかし、NIPTはあくまでスクリーニング検査であり、確定診断を行うためには侵襲的な検査(羊水検査や絨毛検査)が必要となります。

NIPTの利点

NIPTの利点は、以下の通りになります。

    非侵襲的: 母体の血液を用いるため、胎児や母体に対するリスクが非常に低いです。
    高精度: 特定の染色体異常に対して高い精度でリスク評価が可能です。
    早期実施可能: 妊娠9週目から検査が可能で、早期に結果を得られます。

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当院では、胎児のお父さん、お母さんに対する検査の説明、カウンセリングを受けていただいた後に、
13,18,21トリソミーの検査を行うことができます。

検査が陽性、または検査結果が保留の場合、
千葉大学医学部附属病院で再度カウンセリングを受けていただいたうえで、希望する方に羊水検査を受けていただきます。

費用:10万円(千葉大学医学部附属病院で行う羊水検査の検査料を含む)
陽性、または結果が保留の場合、別途、千葉大学医学部附属病院でのカウンセリング、羊水検査の手技代がかかります(総額2万円程度)。

希望の方は妊婦健診時にお申し出ください。
別日に説明、カウンセリングをさせていただいた上で、検査を受けるかどうかきめていただきます。