出産は人生の中で最も特別な瞬間のひとつです。
当院では、普通分娩、無痛分娩、帝王切開など、さまざまな出産方法に対応しており、経験豊富な医師、助産師、スタッフが全力でサポートいたします。
ご家族の立ち会いや里帰り出産も受け付けており、安心してご出産いただける環境を整えております。
初産婦は産後5日目、経産婦は産後4日目で退院
自然な経過を経て赤ちゃんが誕生する一般的な出産方法です。経験豊富な医師と助産師が安全にサポートします。
初産婦は産後5日目、経産婦は産後4日目で退院
硬膜外麻酔を使用し、陣痛の痛みを軽減して分娩を行います。リラックスしてお産に臨むことができます。
術後1週間程度で退院
手術によって赤ちゃんを取り出す方法です。医療的な理由や緊急時に適用され、安全に赤ちゃんを迎えることができます。
産科医療補償制度・出産育児一時金
当院は ”産科医療補償制度” に加入しています。
産科医療補償制度は、出産時の医療事故に対する補償制度で、安心して出産に臨むことができます。
また、出産育児一時金は、出産にかかる費用を助けるために支給される金額で、現在50万円が支給されます。
硬膜外麻酔の準備を行います。背中(腰)から針を刺し、硬膜外腔に細いチューブを入れます。
夕方から夜にかけて診察を行い、子宮口の開きを確認します。あまり開いていない場合は、子宮口を広げる処置をすることがあります。
陣痛促進剤を点滴して分娩を誘発します。陣痛促進剤は最初は低用量で開始し、陣痛の具合を見ながら徐々に量を増やしていきます。
陣痛の始まりの時期は痛みがそれほど強くないことが多く、通常この時期には麻酔を開始しません。
陣痛が本格的になり子宮口が開き始め、赤ちゃんが下りてくる状態になると麻酔を開始します。
麻酔の開始時期は痛みの程度に応じて適宜対応します。分娩誘発中は絶飲食となります。麻酔を始めた後は定期的に血圧を測定します。
また、力が入らず転倒する可能性があるため、歩行しないようにしていただきます。
硬膜外麻酔自体の副作用については、「硬膜外カテーテル挿入による鎮痛法について」をご参照ください。
無痛分娩では、麻酔を使用することで分娩が遷延することや、陣痛を感じにくくなるためにいきみが弱くなることがあります。
陣痛が長引くことで身体に負担がかかる場合は、吸引分娩が必要になることがあります。
吸引分娩の処置によって、児頭皮下や頭蓋内に血腫ができることがあります。
無痛分娩は自費診療となります。通常の分娩費用に10万円が追加となります。
当院の無痛分娩診療体制
分娩取扱実績
原則として、計画分娩を導入対象とするが、対応できる範囲で自然陣発の場合も導入対象とする(計画分娩を予定していたが、自然陣発した際に硬膜外麻酔を導入した割合は、2023年の実績で95%程度)
硬膜外麻酔を原則とし、状況によって、CSEA、傍頚管ブロック、陰部神経ブロックをおこなう。
1)硬膜外麻酔をもちいた無痛分娩について、2)硬膜外カテーテル挿入の実際、3)硬膜外カテーテル挿入による鎮痛法について、4)陣痛誘発・陣痛促進についての説明を外来および無痛分娩教室で説明の上、文章での同意をとっている。
無痛分娩のマニュアルに従い、無痛分娩の標準化、および安全な実施をめざす。現状や外部の専門医の助言のもと、必要時に更新する。
母体急変や新生児の蘇生に対して備えるため 医院長(産婦人科専門医、日本周産期・新生児学会 母体胎児専門医、日本周産期・新生児学会 新生児蘇生法普及事業 インストラクター)および、医療スタッフ(助産師10名、看護師3名)は、日本周産期・新生児学会 新生児蘇生法および日本母体救命システム普及協議(J-CMELS)の講習を定期的に受講しています。
当院で対応が困難な場合には、 帝京大学ちば総合医療センター、千葉大学医学部附属病院、君津中央病院などに母体搬送ならびに新生児搬送します。
NCPRやJ-CIMELSの講習会で学んだことを定着させ、また、当院でしっかりと実践することができるようにするため、非常勤医師 淀川祐紀医師(産婦人科専門医、麻酔科専門医、ALSO、NCPRインストラクター)の指導の元、全脊椎麻酔・局所麻酔中毒・常位置胎盤早期剥離などのシミュレーションの実施しています。
・無痛分娩実施歴:千葉大学医学部附属病院 実施期間 2001年、2002年 - 2010年、実施症例数 30例、有秋台医院 実施機関 2020年 - 80例
・麻酔科研修歴:国立千葉病院 2001年4月 - 2002年3月
・麻酔実施歴:国立千葉病院 2001年4月 - 2002年3月、船橋中央病院 2008年12月 - 2009年3月、有秋台医院 2010年12月 - 現在
院長・産婦人科専門医
鶴岡 信栄
無痛分娩の安全に関わる講習会受講歴:
J-CMELS ベーシックコース
JALAカテゴリーA講習【2023年版】
医学博士
産婦人科専門医
日本周産期・新生児医学会 母体・胎児専門医
日本産科婦人科遺伝診療学会 認定医(周産期)
母体保護法指定医
NCPRインストラクター
千葉大学看護学部非常勤講師
非常勤医師(産婦人科専門医・麻酔科専門医)
淀川祐紀
産婦人科専門医
麻酔科標榜医、専門医
日本周産期新生児医学会 母胎・胎児専門医
ALSO、NCPRインストラクター
助産師10名、看護師4名は、いずれも日本周産期・新生児学会 新生児蘇生法および日本母体救命システム普及協議会(J-CMELS)の講習を定期的に受講しています。
日本産婦人科医回偶発事例報告、妊産婦死亡報告事業への参画をしています。
2024年3月24日作成。2024/4/24更新。
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