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有秋台医院

出産について

出産についてChildbirth

出産は人生の中で最も特別な瞬間のひとつです。
当院では、普通分娩、無痛分娩、帝王切開など、さまざまな出産方法に対応しており、経験豊富な医師、助産師、スタッフが全力でサポートいたします。
ご家族の立ち会いや里帰り出産も受け付けており、安心してご出産いただける環境を整えております。

分娩方法

普通分娩
530,000円 〜 (税込)
  • 初産婦4泊5日
  • 経産婦3泊4日

初産婦は産後5日目、経産婦は産後4日目で退院
自然な経過を経て赤ちゃんが誕生する一般的な出産方法です。経験豊富な医師と助産師が安全にサポートします。

無痛分娩
分娩費用に+ 100,000円(税込)
  • 初産婦4泊5日
  • 経産婦3泊4日

初産婦は産後5日目、経産婦は産後4日目で退院
硬膜外麻酔を使用し、陣痛の痛みを軽減して分娩を行います。リラックスしてお産に臨むことができます。

帝王切開
640,000円 〜 (税込)
  • 初産婦7泊8日
  • 経産婦7泊8日

術後1週間程度で退院
手術によって赤ちゃんを取り出す方法です。医療的な理由や緊急時に適用され、安全に赤ちゃんを迎えることができます。

産科医療補償制度・出産育児一時金

当院は ”産科医療補償制度” に加入しています。
産科医療補償制度は、出産時の医療事故に対する補償制度で、安心して出産に臨むことができます。
また、出産育児一時金は、出産にかかる費用を助けるために支給される金額で、現在50万円が支給されます。

無痛分娩Painless delivery

無痛分娩
当院での無痛分娩は、硬膜外麻酔を使用して行います。これにより、陣痛の痛みを和らげ、緊張やストレスを軽減し、分娩を円滑に進行させることを目的としています。硬膜外麻酔による無痛分娩は安全性を確保するため、計画分娩を中心に対応しております。

無痛分娩にはメリットとデメリットがあります。
これらの点をしっかりとご理解いただき、ご自身に合ったお産をお選びください。

硬膜外麻酔による無痛分娩の実際

入院1日目

硬膜外麻酔の準備を行います。背中(腰)から針を刺し、硬膜外腔に細いチューブを入れます。
夕方から夜にかけて診察を行い、子宮口の開きを確認します。あまり開いていない場合は、子宮口を広げる処置をすることがあります。

入院2日目

陣痛促進剤を点滴して分娩を誘発します。陣痛促進剤は最初は低用量で開始し、陣痛の具合を見ながら徐々に量を増やしていきます。
陣痛の始まりの時期は痛みがそれほど強くないことが多く、通常この時期には麻酔を開始しません。
陣痛が本格的になり子宮口が開き始め、赤ちゃんが下りてくる状態になると麻酔を開始します。
麻酔の開始時期は痛みの程度に応じて適宜対応します。分娩誘発中は絶飲食となります。麻酔を始めた後は定期的に血圧を測定します。
また、力が入らず転倒する可能性があるため、歩行しないようにしていただきます。

無痛分娩にともなうリスクについて

硬膜外麻酔自体の副作用については、「硬膜外カテーテル挿入による鎮痛法について」をご参照ください。
無痛分娩では、麻酔を使用することで分娩が遷延することや、陣痛を感じにくくなるためにいきみが弱くなることがあります。
陣痛が長引くことで身体に負担がかかる場合は、吸引分娩が必要になることがあります。
吸引分娩の処置によって、児頭皮下や頭蓋内に血腫ができることがあります。

無痛分娩の費用について

無痛分娩は自費診療となります。通常の分娩費用に10万円が追加となります。

当院の無痛分娩診療体制

勤務医数

産婦人科専門医数(常勤医数)
1
産婦人科専門医数(非常勤医数)
4
麻酔科専門医数(常勤医数)
0
麻酔科専門医数(非常勤医数)
1

分娩取扱実績

分娩件数 (2021年)

分娩件数
248
無痛分娩件数
24
帝王切開分娩件数
(うち緊急帝王切開)
45(28)


分娩件数 (2022年)

分娩件数
232
無痛分娩件数
43
帝王切開分娩件数
(うち緊急帝王切開)
42(22)


分娩件数 (2023年)

分娩件数
279
無痛分娩件数
66
帝王切開分娩件数
(うち緊急帝王切開)
61(30)


無痛分娩に関する方針

妊産婦の本人希望による無痛分娩の受け入れの有無:有
無痛分娩の導入対象

原則として、計画分娩を導入対象とするが、対応できる範囲で自然陣発の場合も導入対象とする(計画分娩を予定していたが、自然陣発した際に硬膜外麻酔を導入した割合は、2023年の実績で95%程度)

鎮痛の方法

硬膜外麻酔を原則とし、状況によって、CSEA、傍頚管ブロック、陰部神経ブロックをおこなう。

無痛分娩のマニュアル

無痛分娩のマニュアルに従い、無痛分娩の標準化、および安全な実施をめざす。現状や外部の専門医の助言のもと、必要時に更新する。

無痛分娩に関する設備および医療機器の配備状況

麻酔器、人工呼吸器
AED
母体用生体モニター(心電図・非観血的自動血圧計・パルスオキシメータ等)
蘇生用設備・機器(酸素配管・酸素流量計・バックバルブマスク・マスク・喉頭鏡(ビデオ喉頭鏡あり)・気管チューブ
(7.0,7.5、新生児用として、2.0,2.5,3.0, 3.5)・スタイレット・経口エアウェイ・吸引装置・吸引カテーテル等)
緊急対応用薬剤(アドレナリン・硫酸アトロピン・フェニレフリン・静注用キシロカイン・ジアゼパム・チオペンタール・
硫酸マグネシウム・静注用脂肪乳剤・乳酸加リンゲル液・生理食塩水等)
CADDポンプ

急変時の体制:母児の救急蘇生についての診療体制

母体急変や新生児の蘇生に対して備えるため 医院長(産婦人科専門医、日本周産期・新生児学会 母体胎児専門医、日本周産期・新生児学会 新生児蘇生法普及事業 インストラクター)および、医療スタッフ(助産師10名、看護師3名)は、日本周産期・新生児学会 新生児蘇生法および日本母体救命システム普及協議(J-CMELS)の講習を定期的に受講しています。
当院で対応が困難な場合には、 帝京大学ちば総合医療センター、千葉大学医学部附属病院、君津中央病院などに母体搬送ならびに新生児搬送します。

危機対応シミュレーションの実施

NCPRやJ-CIMELSの講習会で学んだことを定着させ、また、当院でしっかりと実践することができるようにするため、非常勤医師 淀川祐紀医師(産婦人科専門医、麻酔科専門医、ALSO、NCPRインストラクター)の指導の元、全脊椎麻酔・局所麻酔中毒・常位置胎盤早期剥離などのシミュレーションの実施しています。

無痛分娩管理者

無痛分娩管理者:鶴岡信栄(院長)
資格:産婦人科専門医、日本周産期・新生児学会 母体胎児専門医、日本周産期・新生児学会 新生児蘇生法インストラクター、日本産科婦人科遺伝診療学会 認定医(周産期)
麻酔科研修歴および麻酔実施歴

・無痛分娩実施歴:千葉大学医学部附属病院 実施期間 2001年、2002年 - 2010年、実施症例数 30例、有秋台医院 実施機関 2020年 - 80例
・麻酔科研修歴:国立千葉病院 2001年4月 - 2002年3月
・麻酔実施歴:国立千葉病院 2001年4月 - 2002年3月、船橋中央病院 2008年12月 - 2009年3月、有秋台医院 2010年12月 - 現在

講習会受講歴 :J-CMELS ベーシックコース JALAカテゴリーA講習
無痛分娩に関連した論文
麻酔分娩を試みた高位脊髄損傷合併妊娠の一例
鶴岡信栄*、清水久美子*、 飯塚美徳*、土井茂治*、 増田健太郎*、長田久夫* *千葉大学医学部附属病院産婦人科 分娩と麻酔 (82)
14-16、 2002.

麻酔担当医について

院長・産婦人科専門医

鶴岡 信栄

無痛分娩の安全に関わる講習会受講歴:
J-CMELS ベーシックコース
JALAカテゴリーA講習【2023年版】

資格

医学博士
産婦人科専門医
日本周産期・新生児医学会 母体・胎児専門医
日本産科婦人科遺伝診療学会 認定医(周産期)
母体保護法指定医
NCPRインストラクター
千葉大学看護学部非常勤講師

非常勤医師(産婦人科専門医・麻酔科専門医)

淀川祐紀

資格

産婦人科専門医
麻酔科標榜医、専門医
日本周産期新生児医学会 母胎・胎児専門医
ALSO、NCPRインストラクター

無痛分娩に関わる助産師・看護師について

助産師10名、看護師4名は、いずれも日本周産期・新生児学会 新生児蘇生法および日本母体救命システム普及協議会(J-CMELS)の講習を定期的に受講しています。

日本産婦人科医会偶発事例報告・妊産婦死亡報告事業への参画状況

日本産婦人科医回偶発事例報告、妊産婦死亡報告事業への参画をしています。

ウェブサイトの更新日時

2024年3月24日作成。2024/4/24更新。

分娩予約についてDelivery reservation

分娩予約について

妊娠して初めて受診される方は「おめでた予約」から受診の予約をして下さい。
最短当日に優先的にご受診いただけます。

妊娠初診”おめでた予約”はこちら

里帰り分娩についてHometown Birth

里帰り分娩について
現在、転院、里帰り分娩をお受けしております。
お気軽にお電話(TEL.0436-66-3838)でお問い合わせください。
里帰り分娩の方は、可能であれば妊娠 20-30 週の間に一度受診していただければと思います。
初回受診時に、病棟のご案内や入院費の説明などをさせていただきます。

立ち会い分娩についてAttended birth

立ち会い分娩について
ご主人をはじめ、ご家族も分娩まで付き添っていただくことが可能です。
お気軽にお申し出ください。
ただし、年間で数人程度、妊婦さんと一緒にいきんでいるうちに倒れるパートナーの方がいらっしゃいますので、立ち会う方の体調管理をお願いいたします。
小さなお子さんの場合、妊婦さんとお子さんの安全確保のため、立ち会いをお断りすることがあります。
また、お母さんと赤ちゃんへの感染予防の観点から、風邪をひいている方や発熱がある方の立ち会い・面会はご遠慮いただいております。

以上、ご理解とご協力をお願いいたします。